Logo design for “casane tsumugu” Design + Copy Writing: Miki Kadokura as the Simple Society CL: casane tsumugu 2012 “casane tsumugu” is a label which supports regional products in Akita, Japan. “casane tsumugu” means “piling/repeating and spinning.” The logo reminds of the shape of roofs of traditional houses in Akita but also of mountains and piled layers of snow. It also reminds of the traditional knot decorations called “Mizuhiki (水引)” which are used as a ritual for gifts. It’s Fried crispy fish packages won The Good Design Prize 2013.

casane tsumugu

Design + Copy Writing: Miki Kadokura as the Simple Society
CL: casane tsumugu
2012

「casane tsumugu」は、北東北、秋田を拠点に活動する
地産レーベル・デザインカンパニーです。その土地の「もの・こと」を循環させ、地に足のついた醸成をつくりだすcasane tsumuguの活動を象徴し、生産者の既存ロゴと共存しても、互いに干渉せずに響き合う関係を目指しました。

ロゴマークは
●大社造のような安心感のある屋根
●ご縁、縁起をつなぐ水引・織物
から起想。丁寧に紡いだ糸を重ね、重ねたヤネ。生産者、消費者などすべての人がその下に集う、という営みを象徴しています。

ロゴタイプは、一行でぎゅっと密度を高めることで、漢字の「一(はじまり)」を表現。継承される食文化や技術につながる人を孕み醸成し、大きな屋根(ロゴマーク)を紡ぎ、未来に継いでゆく「地(じ)」です。

大地に生死の源を見いだす日本の山岳信仰をふまえ、「八(ロゴマーク)」と「一(ロゴタイプ)」を上下関係にすることで、上下に循環する命や時間の流れを表現しました。

また、昨今にみられる新しい販路の形は、近現代の「店」という枠組みに収まりきらなかったことから、移動する市場から、固定店舗への以降時期に使われた古い呼び名である「見世」という表記を提案しました。

casane tsumuguのロゴを展開した、カクチョウの佃煮パッケージシリーズは、2013年度グッドデザイン賞を受賞しました。